目を閉じたら最後。
気付いた、そしてわすれるな。
僕は君より君との「愛」を大事にしようとする。
君よりも君との「関係性」を大事にしてしまう。
これは愛しているものが自分か他者かという決定的な違いがある。
忘れてしまえば楽になれる。もしかしたらこの世の人たちはそんなこと気にも留めないし許してくれるかもしれない。
だけど僕はきっとずっと許せない。いつだって自分がかわいいなんて、ヒーローには程遠い。
だけど僕はいつだって、誰も愛せないし、自分しかかわいくない。
忘れるな、忘れるな。
自分が屑で芥だということを。
忘れたときが僕の最後だ。
自分を呪うことでしか君と向き合えないけれど。
ロマンティックからさらに離れてしまわぬように。
目を閉じたら最後。